最近、YouTubeで『バズらせる為には』をテーマに
色々な方のyoutube分析をさせていただいています。
その中でも、誰もが知っている方で大活躍の
人に絞り分析してみようと思いました。
今回はその一人。中田敦彦さんを分析していこうと思います。
分析をしてみて、面白いことがわかりました。
中田敦彦『あっちゃん』とは

中田敦彦のYouTube大学ーNAKATA UNIVERSITYー
公式サイトhttps://www.youtube.com/@NKTofficial
まず知らない方の為に『あっちゃん』こと
中田敦彦さんをご紹介します。
お笑い芸人(お笑いコンビ名:オリエンタルラジオ)
色々なジャンルで頭角を出す秀才。
現在、オンラインサロン運営者です。
YouTubeチャンネルでは
既に516万人、総再生回数は14億420万回
(チャンネル登録者数・総再生回数は2023年9月10日時点)
出典:Wikipedia公式サイト(中田敦彦)
まず動画を分析してみる

こちらの動画は
【楽天は倒産するか?逆転するか?①】
なぜ大赤字になってまで楽天モバイルを続けるのか?
というタイトルです。
映像時間は33:50秒
30分以上は離脱につながる恐れがあるからだと思われます。
1部2部に分けている。(今回は1部のみの分析です)
では中身を分析してみましょう!
0秒ー2秒 挨拶
★まずは興味付けをする。あっちゃんは今話題の内容を常にまとめている。
最初の2秒で色々なテクニックを入れています。
1、手の動き
2、2秒で興味・視聴者が聞きやすいように構えさせる。
3、必ず『自分の顔』が見えるようにしている。
1、手の動き
手を上から下にすることで視聴者の意識を自分に向けさせている。
2、2秒で興味・視聴者が聞きやすいように構えさせる。
内容をバックボードに出しているので難しい問題でも、
どんな話なのかがすぐに分かるので
視聴者は一度立ち止まって考え、
答えが知りたくなるので視聴時間も増やす工夫をしている。
3、必ず『自分の顔』が見えるようにしている。
『あっちゃん』の顔は既に全国でも有名です。
そんなあっちゃんの顔を見るだけで見たくなる人もいるかと思います。
3秒ー10秒 今回のテーマ
ここの7秒間も非常に重要です。
『この話、気になる!』を作れるかで
最後まで読んでもらえるかが決まってきます。
大事なのは『この話のゴール』を見せることと、
何が分かるかを伝えきること。
動画を見てみると必ずGDTの言葉が入っていました。
『倒産!?』というお金に関しての強いワードで惹かれます。
また『倒産するか?逆転するか?』という題名を聞くだけで
ストーリー性が感じられます。
この時すでに、この話が最後どうなるか
『ワクワク』になる人もいるのではないでしょうか。
ちなみにGDTとは別の記事にて説明しています。
『GDT』について知りたい方
↑こちらの投稿をご覧ください!
バックボードに出ている内容が
常に話す順番になっていると同時にポイントのみを書いてあるので、
聞き手の土台を作ってあげている。
ここまでがQUESTの『Q』の部分である。
10秒ー4:15秒ざっくりテーマの内容(大赤字)【教育1】
普通なら難しい話なので正直興味が湧かないと聞きたくならないと思う。
さらにここぐらいから離脱されやすい時間帯であります。
あっちゃんはどんな工夫をしているかというと
『視聴者の頭を整理させている。』
これにより話に入りやすくしている。
それと同時に視聴者の悩みに共感しつつどんな問題があるのか
ゴールはなんなのかを意味深で伝えてる。
ここまでQUESTの『U』の部分です。
4:16秒ー4:22秒どんな問題(モバイル事業)【教育2】
過去に起こったことと現在の違いを比較することで
どんな問題が起きているかがわかる。
最後の着地につながる話をここでしている。
4:23秒ー12:32秒(モバイル事業)【教育2】
視聴者は離脱しそうな時間帯ではあるけど、
私は離脱したいとは思わなかった。
通常、ダラダラと難しい話を聞くとどうしても離脱したくなります。
ただ、私は話を聞いていて離脱したいと思うどころか、
むしろこの時間帯では『問題が起きて、これからどう問題が大きくなっていくんだ!?』
とワクワクする気持ちにもなれた。
問題の理由を聞いた時、『え?最後はどうなっちゃうの?』って
引き込まれた方も多いと思う。
ここまでQUESTの『E』の部分です。
12:33秒ー25:42秒(楽天の歴史)【教育3】
メインの楽天の歴史を知ってもらう
歴史を知ることで今の問題の大きさがより鮮明に分かりやすくなった。
仕組みの本質が分かる。
今までこの話を知らなかった方は『そうだったんだぁ』って
話に夢中になって聞いていると思う。
ここまでQUESTの『E』の部分です。
25:43秒ー27:45秒(経済圏戦争)【刺激前トーク】
今までの話のまとめに入ります。
戦っている相手がいることでストーリー性をもたらせている。
ビジネスの始め→ゴールを思い出させて、さらに頭を整理させている。
27:46秒ー33:27秒(勝算)【刺激】
次回2部の話に繋げさせるための内容にしている。
更に『なんだろう!?』と思わせて刺激を作っている。
ここまでQUESTの『S』の部分です。
33:28秒ー33:46秒(行動)
次回はこのような展開になるよ!って内容で一旦話を締めるが、
ここまで試聴した方は『次も気になってしょうがない状態』
になっていると思います。
ここまで自然な感じで話をまとめているように見えますが
実はしっかりと『QUESTフォーミュラーの順』で話が進んでいます。
『QUESTフォーミュラ』について知りたい方
↑こちらの投稿をご覧ください!
どんな人をターゲットにしているのか

常に『今流行りのネタ』を簡単に分かりやすく説明していく内容がほとんどです。
あっちゃんのターゲット層は30代−40代が多いのではないでしょうか。
さらに経済のことがよく分からない初心者から中級者向きだと言えます。
すごいなと思うところがニュースでは分かりにくいところもまとめているので
初心者が見ても理解できる内容にしているところが単純にすごい。
しっかりとPREPを使っている

一つの話の中に、分かりやすく『PREPの法則』の順番に話をしている。
『PREPの法則』について知りたい方
↑こちらの投稿をご覧ください!
その為、長い話でも一つ一つのテーマがあり
話を分けることで、しっかりと理解できて分かりやすい。
逆に分からなかったとかあった場合、あの辺からまた聞こうと思える。
だから初心者の方でも分かりやすいんだと思う。
一つの要素で刺激的になる

この30分間の中でしっかりとストーリー性の話なのですごく分かりやすい。
『QUESTフォーミュラ』を使いつつ『GDTの法則』が部分部分でいれているので、
気持ちがアップダウンの繰り返しになり気がついたら30分って感じになる。
『QUESTフォーミュラ』と『GDTの法則』が分からない方
↑こちらからどうぞ
まとめ

率直に難しい話なのに非常に分かりやすくおもしろ!
中田敦彦『あっちゃん』の動画を見て思ったことは、
ただ単に文章をまとめて話てるだけではなかったです。
しっかりと一つ一つのテーマに対してPREPの法則を入れたり
、所々でGDTの法則が入ったりして気持ちがアップダウンするので
とても面白く話が聞けました。
間違いなく戦略的な話の構成になっている。
①初めは話の全体像を見せる。
②過去にどう問題があって、未来ではこうしたい!っというゴールがあった。
③そのゴールがあるから今はこんな戦略をして動いている。
④敵がいることでこんな問題が起きていて、今はこんな問題が起きているんだよ!
と非常にストーリー性になっているので話がすごく分かりやすい。
なんでストーリー性があると分かりやすいかというと、
例えば
あなたは『桃太郎』の話はできますか?
と聞くと大抵の人は話ができると思います。
私は桃太郎の話をするとなると、
もう30年ぐらい前に話して以来、全然話していなかったにも関わらず、
ざっくりの話は話すことができます。
なんで30年も前の話なのにストーリーが話せるかというと、
それはストーリーで話を聞いていたからだから覚えていたんです。
この話が黒板に書いてあったら多分覚えていなかったと思います。
人はストーリー性のある話だと非常に覚えやすいということを
あっちゃんはしっかりと理解しているので
ストーリー性を出していて素晴らしいなと感じました!