マーケティング戦略

【後発企業必見】Zoomに学ぶレッドオーシャンの勝ち方!実はZoomは後発企業だった。

 

実は、後発企業で大成功を収めている企業が沢山ある!

今回はみんなが知っている大手3社を出してお伝えしていきます。

その3社はどこかというと

1、iphone

2、Zoom

3、Google

え!?意外って思ったかと思いますが、実はこの3社は後発組なんです。

それだけではありません。

先発組で出た企業は業績が伸び悩む傾向があるんです。

後発企業の方が伸びる確率は高くなり、後発企業は失敗率が極端に低いんです。

 

理由は先発企業の成功事例をいい意味で真似て
さらに独自の改良を加えることで新たな製品や
サービスを提供しているから失敗が少ないのです

 

WEBを活用した情報発信が当たり前のようになった今だからこそ、
これまで以上に後発企業にチャンスが訪れていることも事実です

 

ただ、どのように後発組が先発企業よりも
認知度が低くても興味を持ってもらうためには
どうするのかをお伝えしていこうと思います。

 

後発企業はなんで失敗率が低くて勝てるの!?

 

 

競合他社との比較や、自社の差別化ポイントをアピールすることで、
後発でも興味を持ってくれる顧客を集客できる戦略を立てることができるからです。

 

もちろん、初めは認知度が低いと思います。

 

低くても、顧客があなたの商品に『価値』があると感じてくれる、
他社にはない独自性があれば、あなたがフリーランスになっても
Webを通して必要とする顧客に的確に伝えていくことができるからです。

 

これはB to CだけではなくB to Bでも同じことです。

 

ビジネスにおいて市場トレンドを生み出し、
時代の先駆者になってやろうって意気込む起業家または企業は多いです。

 

しかし、ビジネスを行い先駆者になろうと意気込む先発企業の
およそ『47%が失敗する』というデータが出ています。

 

そのため、一番初めに出すからといって良い結果が出る訳ではありません

後発企業の失敗率はおよそ8%と先発企業の6分の1です。

 

これらの数字を見るだけでも、実は後発企業の方が圧倒的に
ビジネスにおいて成功する確率が高くなると言うことです。

 

ちなみにこのデータは

 

組織心理学者のアダム・グラント著者「ORIGINALS」論文内で、
マーケティング研究者であるピーター・ゴールダーと
ジェラルド・テリスの研究結果として紹介されました。

 

参考:アダム・グラント著者「ORIGINALS」(公式サイトAmazonより)

後発で勝つ方法極めるなら必ず読んでね!

 

後発企業だからメリットがある

 

 

マーケティングで一番大事なのが、
『相手(顧客)が何を求め何を欲しているか』
この受け入れられる商品を提供することが最重要事項です。

 

あなたが目指す市場には『需要があれば供給する価値がある』と言うことになる。

 

先発企業のデメリットは、市場における需要が未知数なので
失敗する確率も高くなるってことになります。

先発企業では綿密なマーケティング分析をしたとしても、
その市場では反応があまりなく、
努力が実を結ばないで終わってしまうことも多々あります。

 

しかし、後発企業のメリットは先発企業の失敗をしっかりと分析でき
さらに市場に需要があるかどうかを見極めてから
新しい商品開発を行うことができる。

 

失敗する確率が低くなるだけではなく、
後発ならではの3つのメリットがある。

1、優良商品・サービスの提供

2、失敗に学びリスク軽減

3、市場動向

 

1、優良商品・サービスの提供

 

先発企業の商品をベースに独自のアイディアを入れ
グレードアップ商品を提供できる。

 

先発企業の開拓商品は、その市場にはまだない
画期的な商品であるケースが多いのは事実です。

その商品と市場動向を照らして、新たにあなたが
『市場のニーズにマッチした商品を作り上げる』ことができる。

2、失敗に学びリスク軽減

 

リスク回避やリスク分散することもマーケティングでは重要な戦略の一つです。

 

先発企業が失敗をしていれば、
『なぜ先発企業は失敗したのか?』を学ぶことができます。

 

『失敗は成功のもと』と言いますが、
自分自身が失敗したことじゃなくても
他人(先発企業)の失敗から学び、
軌道修正することでより早い成功に近づくことができます。

 

どうしても先発企業が思っている以上の売上が立たないことも考えられます。

しかし後発企業は、そのリスクを背負わずに次の戦略が立てられます

 

3、市場動向

 

正直、新しいビジネスを始めるとなるとその市場内では

『受け入れられるのか』『消費者はどんな反応を示したのか』など

売れ行きを左右する一番重要な部分を確認できるので
後発企業はとても大きなメリットと言えます。

 

だからこそ失敗も少なく、
しっかりと市場動向を見極めることが出来て、
独自の商品を開発することができるようになす。

 

後発企業の成功例3選

 

 

iPhone

 

意外に知られていないのがiPoneは後発です。

 

今では世界のスマホはiPhoneが出るほど人気商品です。
ある意味では先発のように思うかもしれませんが、
実は何年か前にも類似のデバイスは存在していたのはご存じだろうか。

 

先発で出ていた:Palm,Blackberry,ザウルス、ガラケー

 

Palmやザウルスに代表されるPDAやBlackberryです。
ネットにつながる携帯という意味では、
日本のガラケーが10年以上も前にすでに存在していました。

 

Zoom

 

リモートワークが進んだことで、
最もユーザーを増加させてサービスこそZoomだと思います。

 

先発で出ていた:SkypeやGoogle Meetなど、

          ビデオコールのサービスがたくさんあります。

 

Zoomは、レッドオーシャンの市場で最も伸ばした企業といってもいいでしょう。

 

Zoomの登場する前は、ほとんどの企業が無料のサービスだったのに対し、
Zoomは無料プランに制限をかけて
多くのユーザーが有料プランを利用するように仕掛けました。
その結果、伸びに伸びて上場も果たした企業です。

 

Google

 

こちらもあまり知られていないのがGoogle検索エンジンは後発です。

 

ネットが普及し始めて初期のサービスエンジン。
その中でGoogle searchは最も後にリリースされたサービスです。

 

先発で出ていた:Yahoo、Excite、Lycos、AltaVista、Lnfoseekなど

 

複数の検索エンジンが乱立しており、
毎月のように利用者ランキングが入れ替わっていた。

 

そんな中で躍り出てきたのがGoogleです。

下記の動画はGoogleがどのように上がってきてるかが分かります。

 

 

後発企業の勝ち方(メディア戦略)

 

 

後発企業なのに成功しているのはなぜだろうか。

上記で紹介してきた、先発企業の商品をみて独自の差別化を入れていくって競合優位性を
どう確立していけばいいのか、そのポイントについてお伝えします。

 

他社にはない『違い』を作り、
その違いを『優位性』として考えることで
顧客から選ばれやすい販売の仕組みを作る必要があります。

 

この他社製品にはない自社製品だけが提供できる価値を

『バリュープロポジション』と言います。

 

消費者・顧客が買う理由=バリュープロポジション

 

どのようにして、このバリュープロダクションを作るかというと、
下記の図で示しています。

 

 

バリュープロポジションの肝は2点

・顧客が望んでいる価値と、自社が提供できる価値を合致させること

・競合他社が提供できない、自社独自の価値を提供すること

 

顧客が望んでいる価値と、
自社が提供できる価値を合致させられないと、
そもそも顧客に検証してもらえない。

 

また、競合他社が提供できない
自社独自の価値を提供しないと
競合と比較されて価格競争になってしまう恐れがあります
そうなると受注率が低くなったりしてしまいます

 

3つの価値で消費者目線になることも重要

・顧客が望んでいる価値

・競合他社が提供できる価値

・自社が提供できる価値

 

 

この3つを調査して分析することが重要である。

 

この分析方法は『3C分析』と言います。

 

この3つをリサーチすることで、
『自社にしか提供できない価値』を生み出すことが出来ます。

 

後発でも失敗する落とし穴

 

 

経営者・フリーランスになれば、バリュープロポジションを知る方も多いと思います。

これを知ったにもかかわらず、
顧客が欲しがらない商品を作ってしまう方も非常に多いです。

 

このバリュープロポジションを作るときに陥りやすい落とし穴3選

1、自分の思いが先行してしまう

2、既存の企業価値に引っ張られる

3、自社の(組織的能力)が追いつかない

 

1、自分の思いが先行してしまう

 

起業初心者が最もやりがちな落とし穴は、自分の思いが先行してしまうことです。

 

一番大事な顧客が望んでいる価値が置き去りになるパターン。

 

例えば

・自分の原体験や思い

・競合企業が提供しているサービスへの反対の命題

・テクノロジーの優位性

・未来予測や潮流

 

起業家・事業責任者の原体験や想いがどんな重要だと思っていても
さらに最先端な商品であろうと、顧客が欲しがらなければ
全く意味がないことを忘れてはいけない

 

2、既存の企業価値に引っ張られる

 

企業資産に引っ張られることです。

 

例えば

顧客データベース、技術、営業網、マーケティングノウハウなどが一例です。
自分が持っている企業資産を活かすことばかり考えて
顧客が求めていない商品を作ってしまう。

特に企業資産が大きければ大きいほど落とし穴にはまりやすい。

 

「自社が提供できる価値」「競合が提供できない価値」だけで発想してしまう

独自の差別化は出来ていても、顧客が欲しがらない商品では意味がない

 

3、自社の(組織的能力)が追いつかない

 

顧客が望んでいるからと幅広く対応しようとしてしまうと
自社が届けたいことが届けきれなくなります。

 

顧客が望んでいる価値は複数あることを忘れてはいけません

 

例えば

とあるコンサルに顧客が聞きにきたのは『集客の方法』を聞きにきました。

ただ、この顧客は『販売方法・コンセプト設計などなど』も聞きたいと思っている。

自社がコンサルするのは『集客の方法』だけを伝えればいい。

にも関わらず、顧客から聞かれたら
ついつい『販売方法・コンセプト設計』などの話もし始めた。

結果、『集客の方法』を伝えたかったのに何を伝えたいか分からなくなった。

 

どのセグメント(断片)の、どのニーズに応えるかの取捨選択は必須です。

自社では応えられないニーズが出た場合、完全に切り捨てるか、
別の対応をするか決めておく必要がある。

 

まとめ

 

 

先発企業だから勝てるわけではありません。

 

実は後発だからこそ勝てる方法がある。

 

後発企業は先発企業の失敗例を参考にできる。

 

それこそが後発の最大の強みであります。

 

ターゲットに届けるためにマーケティングの選択を間違えないことが大事になります。

 

その一つにバリュープロポジションを考えることもおすすめします。

 

その2点は

・顧客が望んでいる価値と、自社が提供できる価値を合致させること

・競合他社が提供できない、自社独自の価値を提供すること

 

ぜひ、あなたの商品にも役に立ててください。